現代という複雑な時代背景においての合気道という武道の在り方は、《心》と《体》のバランスを育成することにあると信じています。通常の稽古を長期にわたり継続することは、最も重要な稽古方法の一つですが、それだけでは身につかないこともあります。観客の前で己を信じ自己を表現することでいろいろな経験を積むことで《心》と《体》のバランスをより良く培い、本来の“戦わずして相手を制する合気道”が、身につくことと思います。
合気道S.A.の稽古では、目的意識を育てテーマを持つことを求めています。テーマを持って行っている普段の稽古で、しっかり焦点を合わせていれば、自ずとその結果が出てきます。
試合での勝ち負けよりも、合気道を通じて自分なりに考えたテーマの成果を確認し、もっと大きなところ(人生、日常生活)でそれを応用できるように心掛けていきましょう。強くなる他に、技が綺麗になる、動きが綺麗になる、ことなども大切なテーマです。一人一人が自分の価値観を持ち、試合の結果だけに捕らわれずに、組手で自分が何を考えたか、テーマをどこまでこなせていたかが大切なこととなっています。
組手の試合では、まったく初めての相手と手を合わせることにもなります。自分の心や身体のバランスを準備して、自分の感性を合気道を通して表現して行けるようにしてください。
合気道S.A.では、日頃の稽古の成果と稽古の目的を明確にすべく、年2回の「実戦・リアル合気道選手権大会」を開催しています。
以下のル-ルは変更になる場合もあります。出場希望者は、毎回の大会告知ページにて必ず詳細を確認してください。観戦希望者についても、大会告知ページにて詳細を確認ののち、ご応募ください。