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第十四回 リアル合気道
武器術・武器取り広域指導資格認定
合宿レポート

 平成29年9月23日(土)秋分の日~24日(日)に年一回開催される合気道S.A.主催による第十四回リアル合気道 短刀術・杖術・剣術広域指導資格認定合宿が東京都立川市近郊で行われた。そもそも合気道は、剣の理合を体術で表現するものでその体系も剣の理合で構築されていると古くから言われている。故に合気道S.A.では、短刀術・杖術・剣術を武術合気道において重要な要素として位置付けているからこそ毎年合宿を開催するのである。

 初日は、柔軟かつ強固で俊敏な動きが可能な塊と化した身体を作るための基本動作に真摯に取り組み塊と化した身体全体のパワーを短刀・杖・剣の先端に伝え、乗せる基本打ち稽古に取り組んだ。次に相対稽古であるが、相手がいると崩れてしまいがちな基本操作を崩さず基本打ちで身に着けた鋭く斬り込み武器の先端に全身体の力を乗せつつ相手が見きった動きに合わせ素早く対応して捌き攻撃に変化するギリギリの間合いと間を学ぶことができた。

合宿の様子 合宿の様子

 二日目は、短刀取り・杖取り・剣取りに進んだが昔から剣道四段倍と言われるように剣など武器を手にしている相手に徒手武道は、四倍の実力がなければ対応できない。つまり、相手が剣道初段者であれば徒手武道は、四段以上でなければ太刀打ち出来ないとの意味である。それだけ剣など武器を手にしている相手と対峙するときは、究極の体捌きが重要になってくる。そうでなければ本来の武器取りからかけ離れた見世物的な演武になってしまう。このことを前提として武器取り稽古を行うと相当な難易度があり高度な稽古を繰り返さないと本来の武器取りには到達できないと感じたと同時に興味も沸き今後の稽古に反映させていきたいと思った。

合宿の様子

 また、両日とも稽古の後半に剣術の理合を体術に変換し、より効果的に相手を崩す方法や技を極める技法を経験した。例えば、側面入り身投げのとき相手の側面からといえども胸から首筋にかけた片腕で相手を投げようとしてもなかなか相手を倒すことが出来ないが、自己が剣を手にしていると仮定し胸から首筋にかけた腕の意識を消し剣の切っ先を切り下ろすようにすると簡単に相手を投げることができた。例えば、一カ条で相手の腕を外側に崩すとき相手の肘を極めようとしてもなかなか相手を崩すことが出来ないが、相手の肘と手首に添えた両手で剣を手にしているつもりで両手の意識を消して剣の切っ先を袈裟に切るようなつもりで切り下ろすと相手が容易に崩れた。ようするに手先の部分を何とかしようとしても対抗されてしまうが基本打ちで稽古した武器の先端に自己の塊と化した全パワーを伝え、乗せるようにすることで徒手技法も格段に進歩するのである。さらに修行が進めば相手の身体自体を武器にしてしまい武器の切っ先を自由に操れるように相手を操れるようになるという。

 最後に、合気道を人生の糧にしたいと思う合気道愛好家なら他の合気道の講習会や講座に積極的に参加して指導者のレベルを確認するのも一つの選択肢ではないだろうか。

<合気道S.A. 広報部>
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国際実践合気道連盟「合気道S.A.」